特別な日
隣のスーツを来た男
通路を挟んで隣だが
カラダの大きさか、やけに視界に入る
ん〜?
なんとも……言いがたい
そんな男はやたらと食べる
そして飲む
正直そこまで太っていないが
毎日違うあだ名をつけている
ストレートなものから変わり種まで(笑)
彼の一番のお気に入りは“ボリック”
メタボリックの省略形
証券会社の敏腕な男をイメージしているのだろうか?
それにしても手と同じ速度で口が動く(笑)
仕事はすこぶるできる男
でもお腹はすっかりできてる男
机の上にはスタッフが買っているビックリマンの……
その通り、シールが抜かれた開封済のお菓子がたくさん
お供えもの?
そうお盆だしねっ。ってコラっ
そんな男の至福のとき
それはお昼
白いバンダナのヒモを解けば
箱の中はカレーライス
いやいやパラダイス
この時の隣の男の顔は何とも言えない
幸せの笑顔
これが僕が男の隣にいて
唯一癒される瞬間
幸せは人を幸せにする
愛妻弁当ってやつを食べ
隣の男はまたPCに向かう
男前の隣の男
彼がキャラクターになる日も遠くはないだろう
そう切に願っている
明日から
隣の男の好感度は上がるだろう
関係各社の皆様
事務所にお越しの際はお供えものをどうか……
そして僕は……
このドリンクで笑顔と幸せを
小さいことの大きさに気づくそんな雨の日